晴れ女と雨女がせめぎあった金峰山、それでも景色を楽しみ岩稜帯もしのいで、

           韮崎駅で疲れも忘れて笑顔が見えた元気な一行でした。

 

 今回の金峰山は元々金峰山・みずがき山ハイキングで12日の予定だった。五丈石から下るコースが岩稜帯でここを通過するときの雨と雷雨を避けたくて、慎重に天気予報を検討した結果、23日の天気が思わしくなく、24日日帰りで金峰山だけの計画に変更したのだ。

 

550分に自宅を出て、601分の電車に乗った。八王子を635分に出たときは曇っていたが、650分頃に青空が見えてきた。相模湖の手前だった。電車はガラガラ。段々、天気が良くなってきた。

 

 

 塩山駅に749分に到着。先に改札を出てみなさんを待つ、13名中、この時点で9名が来ておられた。名前をチェックして資料を渡した。それからバス停に移動した。みなさん、トイレを済ませていた。栄和交通に電話をして8時半に塩山駅出発を確認した。812分に残りの方々を待った。全員集まり、ジャンボタクシーも1台来たが、もう1台が来ない。もう来ます、もう来ますといいながら、約束の830分を過ぎてしまった。835分頃に塩山駅を出た。

金峰山での集合写真、幹事班

金峰山での集合写真、スタッフ班

朝日岳山頂


柳平塩山線をタクシーは走る。クリスタルラインに入ると山道だが舗装された立派な道路だ。左手に琴川ダムが見えてきて平地が出てくる。そこに乙女湖があり、柳平がある。大弛(おおだるみ)峠に行くツアーバスはここで降りてジャンボタクシーに乗り換える。シーズン中の土日は大型バス1台が満員になり、ここ柳平でジャンボタクシーに乗り換える。5~6台待機している。われわれは平日なのでジャンボタクシーのまま進む。クリスタルラインの次は川上牧丘林道となる。しばらく進んで運転手が左をご覧下さいという。アコウの土場という場所で五丈石がきれいに見える。空は晴れている。終日晴れると思っていた。

 

 

9:39に大弛峠に着いた。駐車場は車が多かった。トイレが工事中で仮設トイレが4基あった。先にトイレを済ませていただいた。思ったより時間がかからず、開校式をやり9:53に出発できた。10:15出発の予定だったので、この22分差は助かった。幹事が先頭で後ろには元々1泊する予定だった方々が続いた。2班はスタッフが班長で元々日帰りだった方々が続いた。

朝日岳から下る

朝日岳から下る

朝日岳を下る途中の眺め、五丈石


 大弛峠から朝日峠まで30分程度だが、まあ体を慣らす山道だろう。後ろをチェックしながらゆっくり目に歩いた。しばらく歩くと、少し遅れ気味の方がいたので聞くと少々きついといわれるので、その方に合わせてペースを少し落とした。朝日岳で休憩。時間は予定通り。みなさんの汗の状態、疲れの程度をチェックした。5分休んで大ナギを目指す。ガレ場があり、そこは大ナギという。この付近からガスが上がってきて、ときどき陽が差していた。大ナギも雄大な景色は拝めなかった。小休止して朝日岳へ。朝日岳では五丈石が見えた。ここまでもほぼ予定通りだ。みなさん問題ないので5分休憩して金峰山に向かって出発した。前方には鉄山が見えるが、鉄山は北に巻くことになる。岩っぽい山道を少し下る。下りで幹事は時間に余裕ができるのでみなさんが下るのを写真に撮った。7月末に行った下見の祭は、鉄山の巻き道付近はぬかるんでいたが、さすが天気が続き道もほぼ乾いていた。反対側からは五丈石からの帰りの方々が次々と来る。栄和交通のバスがないのでみなさんマイカー組だろう。

五丈石が近づいてきた

五丈石は目前だ

雨具を着て五丈石から下る


ぬかるんだ道が次第に乾いてきて少し岩っぽくなった場所で休憩した。ここでストックの方はストックをしまっていただく予定だったが、各自の判断に任せることにした。結論から書くと問題なかったようだ。この休憩地点から金峰山の山頂標識までは、きちんとたどるとほとんど問題のない道を歩けるが、外すと岩の上を伝い歩くことになる。最後に岩のトンネルがあり、それを抜けると山頂標識がある。まず、幹事班が集まり集合写真、スタッフ班を待って集合写真を撮り、五丈石の下に向かった。

 

 

この時、ポツンポツンと降り始めたが、誰も本格的に降るとは思っていない。だからこの時点で雨具を着ている方はほとんどいなかった。五丈石には1230分着で予定より20分早かった。つまり、ほぼ予定したコースタイムで着いたことになる。雨が本降りになってきたので、みなさん岩陰に入って昼食を食べ始めた。段々雨が激しくなってきたので幹事は雨具の上下を着たが、出発まで着なかった方もいたようだ。激しい雨を見ながら、大弛峠に戻るか、予定通りみずがき山荘に向かうか、金峰山小屋で雨宿りするか一瞬考えた。雨は2時間程度で止むだろうと考えていたし、小屋で雨宿りすると歩く気がなくなるし、再び歩き出してもみずがき山荘に着く時間が大きく遅れることになる。それで予定通りに下ることにした。

砂払ノ頭付近からみずがき山

ここまで来たら安心、大日岩直前

大日岩が見えた


岩陰から出て、「出発しますよ」と大声で伝えた。急いで雨具の下をはいている方もいた。点呼すると2名足りない。呼びながら探し回り、やっと13名全員確認した。点呼と準備に手間取り出発は12:50頃となった。昼食を食べ始めたばかりの方もいて、大変申し訳なかったと思う。ここからしばらくは豪雨のためにメモは取れなかった。各班の班長を交代する予定だったが、そのままとした。まずは金峰山小屋からの道と合流する千代ノ吹上(ちよのふきあげ)(金峰山小屋への道の分岐)を目指して下った。雨は強かったが視界があったので助かった。右手に金峰山小屋と特異な岩峰が見える。前方にみずがき山も見える。千代ノ吹上の手前に下りにくい難所がある。幹事班が到着して、後続が見えないので幹事が確認しに戻った。スタッフが両手で〇を作っていた。スタッフ班を待って幹事班は出発した。

 

 

雨のせいで山道にも水たまりができてきた。全員黙々と歩く。左側に切れ立った岩場を見ながら進む。雨が小降りになったかなと思った頃に、砂払ノ頭(すなはらいのかしら)の標識が目に飛び込んできた。少し下って、しばらく休憩にした。ここまで来れば、岩稜帯の通過はOKだ。また、後続を確認しに戻った。5分ほど戻るとスタッフ班は最後の難所を通過しているところだった。一人転んで頭をぶつけたが、大丈夫だという。スタッフ班と一緒に砂払ノ頭まで戻った。幹事班はみなさん、スタンバイしておられたので、幹事も休憩せずにすぐに出発した。

大日岩を過ぎて2つ目の鎖場

五丈石手前でパチリと

やっと着いた大日岩、青空が見えてきた


しばらく下ると樹林帯になる。樹林の間から大日岩が見え出す。足下の大きなぬかるみを避けながら歩き樹林帯を抜けると大日岩の全体を見わたせる。14:43だった。予定より20分以上遅い、つまり五丈石からの岩稜帯の通過に40分ほど余計にかかったことになる。みなさんにこれからは時間がかかることはないのでみずがき山荘には16:40頃に到着の予定ですと伝えた。ここも5分休憩で通過した。この日、この下りで会ったのは下っている途中の二人連れのみだった。五丈石の手前だった方々は大弛峠に戻り、みずがき山荘から五丈石を目指していた方々はみずがき山荘に戻ったのだろう。われわれはちょうど判断に迷う場所にいたわけだ。

 

 

大日岩を通過して、鎖場を2カ所通過する頃には青空が見えていた。下ってくる方々の写真を撮ると青空が写った。大日小屋を15:24に通過した。あの小屋は使われている気配がない。ここで5分休憩した。雨は上がったが空は暗い。下界では雨は降っていないようだ。ここから歩いていると二人連れを追い越した。鷹ノ巣分岐を通過してさらに歩き、左手に「富士見平」と書いた標識が見えると安心する。富士見平には16:11に到着した(幹事班)。小屋の戸は閉まっており、テントもほとんど張られていなかった。ここで三共タクシーに連絡することになっているのだが、予定より遅れてしまった。電話しようとすると先方からかかってきた。女性オペが何とか17時着で向かいますという。18:25のあずさには間に合いますね、ということだった。16:20頃に後続の姿を全員確認して、タクシーの到着時刻、あずさに間に合うことを告げて出発した。

富士見平直前の下り、もうすぐだ

もうすぐで五丈石だ

朝日岳から下りきったところで休憩


疲れの見える方もいたので、要所要所で全員を待ちながら下った。昨年のみずがき山の他に個人的にも歩いている道なのでどこを歩いているかイメージでわかる。みずがき山のビュースポットに着くとあいにくと山頂にガスが出ていたがみなさん感激されていた。今回は要所要所でほとんどの景色を見ることができた。16:38に林道に出て、16:53にみずがき山荘に着いた。タクシーはまだ来てなかった。幹事はみずがき山荘に直行し、フロントで缶ビールを2本買った。一人一緒に来られてソフトクリームを注文したが終わっていた。客が少なかったのだろう。外に出ると、タクシーが来ていた。後続が着き次第出発することにした。さきほど一緒に山荘に行った方が缶ビールを一本下さった。ささやかながら今回のお礼ですといわれるのでありがたく受け取った。

 

スタッフ班の最後尾が見えたので、トイレが必要な方に行っていただき着替えは韮崎駅まで我慢してもらい、出発した。みなさん、トイレに維持費のコインを入れて下さっていたようだ。幹事のバスの中では、話が弾んだ。空は段々明るくなってきた。タクシーの運転手さんが大変頑張って下さって韮崎駅には18時前に到着した。幹事班はここで解散とした。後続のタクシーも着いたのでこちらも解散した。予想しなかった雨の中を頑張って歩いていただき、服、靴ともびしょ濡れの方もおられて、幹事・スタッフとして大変感謝する次第だ。帰宅されて風邪など引いておられないことを祈りたい。

 

報告:稲葉 力(幹事)、スタッフ:小野 梨香

参加者:13

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参考情報

・コースタイムはすべて、幹事班の通過時間

・塩山~大弛峠のタクシーは、栄和交通、14,240円

・みずがき小屋~韮崎のタクシーは、三共タクシー、13,160円、路線バスは片道2,060円、温泉で下車するときは

 増富の湯で下車しますといって片道乗車券を買うと、2,050円で済む。

・韮崎駅の売店が閉まっているときは、隣のソバ屋で缶ビール、缶酎ハイ、お酒が買える。