気温は低かったが陽ざしが温かくハイキング日和だった。クサリ場も楽しく、

  破風山の展望も抜群、満願の湯も満喫し、御朱印をいただいた水潜寺に

     行くこともできた。    ~2023年1月26日(木)~

 


  華厳の滝が凍っていた(幹事班)      稜線から展望を楽しむ幹事班      風戸近くの休憩舎と宝登山

 10年に一度の大寒波が押し寄せました。しかし、当日は好天に恵まれ、ハイキング日和になった。ただ、冷え込みが厳しく、中央線でポイントの故障が発生し、2名の方が参加できなくなった。参加して頂けなくなった2名の方、申し訳ございません。秩父華厳前バス停近くの公衆トイレをスタート。先ずは、秩父華厳の滝を見学した。華厳の滝は一部凍っていた。落水の一部と滝つぼの落水する所の周りが凍っていた。すごい冷え込みだ。皆で写真撮影が始まった。

華厳の前バス停の所に、秩父華厳の滝とメランジュという説明板があった。皆で、このあたりが「秩父帯」と言われる地層であること、秩父華厳の滝も赤色チャートで出来ていることなどを学んだ。

 

又、華厳の滝登山口を少し入ったところに、石灰焼成窯跡があった。石灰石を砕き、この窯で焼成し、生石灰を造り、最後に水をかけ消石灰にしていたとのことである。秩父は地質学発祥の地と言うだけあって、武甲山をはじめ石灰石を多く産出しているようだ。


     破風山のスタッフ班         破風山で集合の幹事班       大前山のスタッフ班(スタッフ抜き)

 暫く登り、大前集落に到着。途中登山道にはほとんど残雪はなかった。しかし、残雪に備え、こちらで、軽アイゼンの装着訓練をし、大前山山頂を目指した。途中、鎖場を注意して登り、大前山に到着した。残雪は全くなかった。東西に続く尾根は日差しが強く、又、風もなく、あまり寒くない快適な登山であった。次に札立峠を目指した。途中ヤセ尾根を注意して歩き、武蔵展望台、如金峰を経由し、札立峠に到着した。この間も、残雪がなく、快適な登山であった。これで本日の難所をクリアすることできた。札立峠は33番の札所菊水寺から34番の結願寺水潜寺を目指すときに通る峠である。

 

 

 次に、破風山山頂を目指した。途中、ストローブマツを発見し、皆で観察した。ストローブマツは北アメリア東部に自生している五葉のマツだ。破風山山頂に到着した。先頭班はすでに山頂で、昼食をとっていたい。我班もこちらで昼食をとることにした。武甲山、両神山、遠くには雪を被った日光白根山など、360度の大パノラマの眺望を楽しみながらの昼食をとった。日差しが強く、更に上着を着る必要はなかった。あの大寒波はどこへ行ったのであろうか。


     大前山の幹事班            クサリ場を登る幹事班        如金様の先を下るスタッフ班

 360度の山並みを皆で同定したあと、破風山の下山を開始した。途中、猿岩を見学し、風戸分岐にでた。風戸の分岐を風戸へ向かった。まっすぐ行くと、大渕登山口を経て前原の不整合へでる。前原の不整合はジオパークに興味のある方は行ってみたい場所だ。途中、休憩舎から宝登山が見えた。風戸に到着した。風戸の鏡肌を見学した。説明板があった。説明板によると、鏡肌は、断層で岩石がずれるときの摩擦でできた光沢面(=断層鏡肌)。風戸の鏡肌のもととなる岩は、幅9m、高さ7mにチャートからなり、秩父帯のものとのことであった。チャートは放散虫の殻からできている。堅く、火打石になる。風戸の鏡肌の隣で、梅が花を咲かせていた。種類は冬至であろうか。


  二子山、武川岳、武甲山、子持山        両神山方面の展望            鏡岩の梅の花

 満願の湯を目指して歩き始めた。満願の湯には予定の14時よりも30分早い、13時30分頃到着し、無事に解散した。直接タクシーで帰えられた参加者3名、満願の湯に入場された参加差8名、水潜寺へお参りに行かれた方3名。10年に一度の大寒波の中、ご参加頂きました皆様有難うございました。


   鏡岩の前で集合(幹事班)        水かけ地蔵にお参り(幹事班)      水潜寺、讃仏堂(幹事班)

 

・参加者:14名(申し込み17名、キャンセル1名、中央線事故によるキャンセル2名)

・スタッフ:久保(幹事)、稲葉(班長)

・報告:久保(25年)