強風予想で30日に延期になったが、咲き始めたミツバツツジに迎えられた三ツ峠山~5月30日(木)

 実施予定の28日は強風が吹き荒れる予報の為中止とし予備日の30日に実施しました。集合場所の富士急行河口湖駅は海外からのお客様でいっぱい。世界文化遺産に登録された富士山の人気は高い。

 

 一日に一本しか運行していないバスに乗り、三ツ峠登山口に到着。開会式でコース説明・安全注意・準備体操して出発。東京に比べて一月ほど季節が遅れていて、木々の新緑が目に染みる登山道を歩く。森の奥からはオオルリやコルリの囀りに混じって、コマドリの囀りも聞こえてくる。道端には金色の花が咲いている。キジムシロ、ミツバツチグリ、ツルキンバイは花を見ただけでは識別が難しい。落ちている白い花弁はムシカリの装飾花、ややピンクの花弁はマメザクラ。クリンユキフデが咲き、ワチガイソウも白い花をつけている。マイヅルソウはまだ緑色の蕾。ピンク色のミツバツツジが満開。クサボケがオレンジ色の花をつけ、色とりどりの花を楽しみながら登り、山頂近くの三ツ峠山荘に到着。

       開運山山頂でバンザイ!

         この花は何だろうね。


 三ツ峠山荘前のテーブルで富士山を正面に見ながら昼食。ミツバツツジの向こうに裾野を大きく広げた富士山が見えるはずだが、五合目から上は雲の中。左手は目指す三ツ峠(開運山)、山頂下は屏風岩の絶壁で、ロッククライミングをしているパーティが見える。絶壁の上に立つ人影も。三ツ峠山頂直下は急な登りでザレ場であったが、道が整備されて歩きやすくなった。山頂は北側が木に遮られているが、300度近い大パノラマを楽しむ。東は丹沢山塊、南は富士山、右に御坂山塊、雲間に南アルプスの塩見岳と北岳が、西側には遠く八ヶ岳から甲武信、雲取山まで見える。双眼鏡で見ると南アルプスと八ヶ岳の間に中央アルプスの山(駒ヶ岳?)がかすかに見えるとか。

 

 下りは木無山までのお花畑の中を歩く。秋にはタムラソウやフジアザミが咲くお花畑は、5月は花が無く寂しい。母の白滝コースを右に分けて霜山を超えて天上山まで続く府戸尾根を延々と歩く。咲き残るスミレやイカリソウ、ヒトリシズカ、マルバウツギ、ツクバネウツギ、ガマズミ、ヤマツツジと次々に現れて目を楽しませてくれる。松林ではハルゼミの声が賑やかに聞こえる。天上山に祀られた小御嶽神社にハイキングの安全を祈願。富士見台は海外から来た観光客で大混雑。頭を少しだけ見せた富士山を写真に収めて、ロープウェイで河口湖畔まで下る。ロープウェイからは太陽光を受けて湖面がきらきらと輝く河口湖が眼下に見える。少し歩いて無事に河口湖駅にゴール。参加者の感想と転倒や怪我が無かったことを確認して解散。

 

 

 ゴールしたの河口湖駅からは、雲がすっかりなくなった富士山が。ハイキングの最後に山頂まで全体の姿を現した霊峰富士に見送って頂き、お客様もスタッフも大満足でした。

 

     鉄塔の下で休憩、やっと半分下ったかな。

           快調に下る。


参加者:12名(申し込み27名、強風予想で延期により、キャンセル15名)

スタッフ:槙田(幹事)、久保、小野

報告:槙田