蕨山でも思ってもみなかった好天に恵まれて、青空の下、まだ残る紅葉、

    美しい黄色のタカノツメを楽しんだ。下りはまるで落ち葉の

         じゅうたんだった。~11月25日(木)~

 

 

 11月下旬の山笑(やまにこ)ハイキングは、埼玉県の山を選んだ。幹事は埼玉県の山には残念ながら詳しくない。以前候補に挙がった「蕨山」に行こうと決めて、コースを検討した。「埼玉県の山」では、名郷バス停から有間山に登り、わらび山に縦走し、名郷に下るコースを取り上げている。しかし、名郷から名郷に戻るのも詰まらない気がするし、有間山を巡るのは長いので、さわらびの湯に縦走するコースを選択した。しかし、山笑(やまにこ)ハイキングとしては、やや長かったように思う。


   小野班集合写真(展望台)        稲葉班集合写真(展望台)       久保班集合写真(展望台)

 11月25日(木)、7時過ぎに幹事が飯能駅に着くとすでにスタッフが2名と参加者が3名来ていたのには驚いた。スタッフの集合予定時刻は7時17分着の電車だった。30分ころにはほぼ全員集まり、45分ののバスに乗った。名郷に着く前には貸し切り状態となった。天気予報では快晴マークだった。先週の下見では、本番の25日では紅葉も終わりだと思ったが果たしてどうか。


              蕨山展望台から金比羅山までの紅葉の写真、2021年名残の紅葉だ。

 朝の冷え込みは結構なものだった。最初の15分ほどは沢沿いの日影の林道歩きだ。この日は3班編成だった。「ゆっくり歩き隊」を2班に分けた。「ゆっくり歩き隊」を希望しない方が多くて、その班は8人編成とした。「ゆっくり歩き隊」は2班に分けて、4人、4人とした。今回は、体調、仕事の理由でキャンセルされる方が多く、特に「ゆっくり歩き隊」が減ってしまった。幹事の印象では、長かったコロナの影響が出ているようだ15分では体が温まらず、山道に入るところで小休止して、すぐに登り始め、体が温まってから服装調整をした。山道を歩き始めて30分ほどで稜線に着く。稜線でみなさんの体調を確認するとみなさん、お元気だった。


     岩場を登る小野班            岩場を登る小野班          急な岩場を登る稲葉班

 蕨山の登りは、この稜線から先が核心部で面白い。ここまではやや西向きに登ってきたが、ここからは南に向かって歩く。やせ尾根というほどではないが、尾根が細い。3個所ばかり岩場があって、危険なことはないが、高度感があって、ちょっぴりスリルを感じるコースだ。そして、ダンコウバイ、タカノツメなどが出てきて目を楽しませてくれる。特にタカノツメが多い。しばらく歩くと左側に小高いピークが二つ見えてきて、一つは伊豆ヶ岳のようだ。右手後ろには武甲山が見える。30分くらい歩くと2つ目の岩場を登り切って休憩した。もう30分歩くと予定では、蕨山の山頂なのだ。5分休憩して、また30分歩く。先頭班が少し先に見えている。もう一つの岩場を登り、緩やかな斜面を登りきると山頂だった。ほぼ予定時刻で、「ゆっくり歩き隊」としては予想外に早かった。最後尾の「ゆっくり歩き隊」も大して遅れずに到着した。


大ヨケの頭付近から蕎麦粒山(中央のトンガリ)  大ヨケの頭から川苔山       さわらびの湯駐車場のYAMASEMI

 ベンチもないので記念写真を撮って、展望台に向かった。山頂の道標には可愛い馬のような動物の顔が描いてあるのだが、ワラビーだろうか。先頭半に続いて、幹事班も出発した。所要5分ほどで展望台に着いた。今はほとんど展望がないのだが、以前は周囲が間伐されていて、展望があったと、下々見で聞いた。ここで予定通り昼食タイムとした。先頭班のスタッフに「仮設トイレ」セットを渡した。藤棚山の少し先でセットの予定だった。今回は先頭班が仮設トイレの設置、最後尾班が回収とした。最後尾は5分遅れで到着した。先頭班が11時30分に出発、幹事班は11時35分発とした。


    登りの途中のタカノツメ        中登坂付近のキッコウハグマ        登る途中の小野班最後尾

 展望台からの下りは最初はやや急だ。かなり先に見える先頭班を幹事班は追って行った。予定した場所よりかなり前方の藤棚山の前の方で先頭班が仮設トイレを設置したので、幹事班もそこで休憩とした。追って最後尾班も到着した。順番に出発した。藤棚山の先で休憩し、大ヨケの頭付近で休憩、最後の休憩は中登坂付近だった。藤棚山の手前からはなだらかな斜面が続き、さながら枯れ葉の絨毯を踏んで歩くようだ。大ヨケの頭付近からは、有間山、蕎麦粒山、川苔山等の眺めがきれいで、名残の紅葉もきれいだった。金比羅神社跡に行き、少し山道を出て下を見ると玄奘三蔵の3像が見えた。残り35分、頑張って歩きましょうとスタートした。さわらびの湯に到着予定は14時25分だったが、先頭班は14時5分頃に到着、幹事班は14時12分だった。これまた予想外のタイムだった。最後尾の「ゆっくり歩き隊2班」が14時30分頃とほぼ予定時間であり、14時40分発のバスには十分間に合った。温泉希望者はゆっくりと温泉に入り、15時37分発飯能行きのバスに乗った。幹事とスタッフは、YAMASEMIでビールを飲みながら、来年の尾瀬企画に熱中していた。参加して下さった皆さんありがとう。体調不良だった方は、体力を回復されて次回にぜひご参加下さい。

 

・参加者 16名(申し込み25名、キャンセル9名)

・スタッフ 稲葉(幹事)、久保、小野

・報告 稲葉